人が通るとゆらめく「のれん」のインスタレーション。みせと外を隔てるのではなく、緩やかに繋ぐ。マンダリン オリエンタル 東京にて展示。
人が通ると、ふわりとゆらめく「のれん」。みせと外を隔てるのではなく、緩やかに繋ぐ——日本の商店文化の象徴である「のれん」を再解釈したインスタレーション。通りがかる人の気配に応えてのれんが風をまとい、空間の境界をやわらかく揺らす。マンダリンオリエンタル東京にて展示した。
「未来ののれん」とはなにかを考え、それをカタチにしていくことで、都市とクリエイターが一緒に成長をするプロジェクトである「nihonbashi β」に参加。
成果物となるのれんは、「未来ののれん展」として、日本橋の名だたる店舗(コレド室町、にんべん日本橋本店、マンダリン オリエンタル 東京、三井ガーデンホテル日本橋プレミア)に実際に飾られる。

私は、マンダリンオリエンタル東京さんとタッグを組み、上質なホテル空間にふさわしい
テクノロジーのれんをチームで企画。


のれんは、店の外と内側を緩やかに繋ぐもの。
マンダリンオリエンタル東京のコンセプト「森と水」から着想を受け、そのコンセプトの中を通る「風」として、
ホテルの外と内を緩やかに繋ぎ、店外の人を店内に導く風を巻き起こすのれんを制作した。
当時、京都で大学院生だった僕は、お金が全くないにも関わらず選考に応募。
昔から憧れだった、PartyとBasculeが立ち上げたスクール「BaPa」が無くなってしまってから、
テクノロジーとプランニングの修行をしたかった僕にとっては喉から手が出るほど参加したいワークショップだった。
「京都の大学生なのですが、京都から参加できますか?」などという訳のわからない無邪気なメールを送ったら快諾。
Basculeさんの心の広さで無事選考に通過し、約4ヶ月間、京都から月に2回ほど夜行バスに乗って東京へと通う日々を続けていた。
最終的には家賃を払うお金を捻出できないほど、困窮し最終発表会は電話で参加。
生活はギリギリだったが、プロのエンジニアに囲まれて経験することができたワークショップ。
あの頃、ギリギリにも関わらず一歩を踏み出した僕に拍手を送りたい。
(2026年8月11日 記)
| 関係者 | 内容 | 担当 |
|---|---|---|
| 1 | クライアント | マンダリンオリエンタル東京 |
| 2 | プロデューサー | 佐藤さん |
| 3 | デザイナー | 水村さん |
| 4 | エンジニア | 五十嵐さん |
| 5 | エンジニア | Ono Ryonosuke |
| 品名 | #005 nihonbashi β |
| 制作年月日 | 2018.01 |
| 内容 | 人が通るとゆらめく「のれん」のインスタレーション。みせと外を隔てるのではなく、緩やかに繋ぐ。マンダリン オリエンタル 東京にて展示。 |
